2013年 ほけんの窓口レディース

金田久美子がグリップ強化で首位と1打差

2013/05/17 18:41
グリップが緩んでいたことに気づいた金田久美子が首位と1打差4位タイの好スタート

国内女子ツアー「ほけんの窓口レディース」が開催されている福岡CC和白コース。高低差に加え左右のドッグレッグも多く、砲台グリーン、さらに風が吹いたらアンダーパーを出すことさえ難しい状況となる。

大会初日は昨年の3日間に比べ幸い風が穏やかだったことで、アンダーパーでラウンドした選手は19名だった。その中でもノーボギーでラウンドしたのは3アンダーの金田久美子と2アンダーの北田瑠衣だけだった。

1番パー5のティショットを右に曲げた金田は、2打目でフェアウェイ左サイドに戻すと3打目でグリーンをとらえてパーセーブに成功。その後、5番で3メートル、8番では5メートルのバーディパットを決めると、後半の14番は2打目をピン1メートルにつけて3つ目のバーディを奪った。

「久しぶりに初日に良いゴルフが出来ました」と明るい表情の金田。ピンチもあったが、パッティングでしのぎ、後半は10番の2パット以外は全て1パット。11番から13番、15番から18番と7ホールに渡って1パットでのパーを拾った。

「実はこの2週間ぐらいパッティングが悪くて、昨日グリップが少し緩いことに気がついたんです。しっかり目に握ることで、距離感が出せるようになったんです。グリップと手を密着する形にしました」。自らのひらめきで好プレーにつなげた金田が、最終日に優勝争いができるよう、2日目もスコアを伸ばしに行く。(福岡県福岡市/本橋英治)

2013年 ほけんの窓口レディース