2013年 サイバーエージェント レディスゴルフトーナメント

櫻井有希、初の横峯組でちょっぴり緊張

2013/05/04 18:18
前半は2度もティショットを木に当て苦戦した櫻井有希

国内女子ツアー「サイバーエージェントレディスゴルフトーナメント」の2日目、自身初の首位タイで迎えた櫻井有希は、最終組で横峯さくら原江里菜と同組でスタートした。2番で櫻井以外の2人がバーディを奪ったが、3番パー5では櫻井1人がバーディを奪い、上位争いにしがみつく。

5番ではティショットが木の真後ろに行き、2打目は斜め前方に出すだけ。3打目でグリーンを捕らえるが、カップまでは12メートルのパーパットを残した。すると、6年間使い慣れた長尺パターで、上りで左に切れるラインを読み切り、ナイスパーセーブとなった。

続く6番もティショットがフェアウェイ右サイドの木の方向へ。今度は枝に当たってボールが右に跳ねて狭いサイドのフェアウェイに出てきた。7番パー3ではボギーをたたくが、その後はショットも安定し、1ストローク伸ばして通算5アンダーでホールアウト。それでも、周囲がスコアを伸ばしたために、首位とは5打差の6位タイまで後退してしまった。

初めての首位発進に「緊張というか、横峯さくらさんとのラウンドが初めてだったので、カメラの数にびっくりしました。良い緊張感の中でラウンドはできたと思います」と話す。この日、櫻井と同組の横峯は、連続予選通過記録がかかったラウンドということで、いつも以上に注目が集まっていた。

その横峯のゴルフを目の当たりにした櫻井は「アイアンが上手ですね。ラフからのアプローチも切って打っているので、スピンがかかっているし、距離間も上手いと思いました」と、ラフからでもしっかりとピンに寄せてくる横峯のショートゲームに舌を巻いた。

自身のゴルフに関しては「フィーリングは悪くないし、前半はアンラッキーもあったけど、後半はラッキーというかバーディが2つ獲れたので、プラスマイナスゼロですね」と冷静に振り返る。そして、まだまだ上位が狙える6位タイという位置にもかかわらず「トップ10を目指して頑張ります」と、上位との差が開いてしまったことから、消極的な目標を掲げた。(千葉県市原市/本橋英治)

2013年 サイバーエージェント レディスゴルフトーナメント