2012年 LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ

「遠いところだと思っていた」 斉藤愛璃、初めての最終戦に挑む

2012/11/21 21:09
初めて最終戦の舞台に立つ斉藤愛璃。遅くまでパッティンググリーンに残るなど調整に余念が無かった

開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」優勝の資格により掴んだ、国内女子ツアー最終戦への切符。斉藤愛璃が、初めて「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」の舞台を踏む。

「トップの選手たちしか出られない試合だし、(自分にとって)ぜんぜん遠いところだと思っていました。自分がここにいることが有り難いな、と思います」。今季の優勝者と賞金ランク上位25名しか出場できない、狭き門。今年の出場者も僅か30名のみとあり、「人数も少ないし、これが最終戦なんだな、という感覚です」と、その雰囲気に浸っていた。

舞台の宮崎カントリークラブは、「高校2年か3年の時に、日本アマで回ったことがあります」と遠い記憶に残っている。その上で「コースは海沿いで風が強いし、グリーンの芽によって速さがぜんぜん違う。そこを把握しながら、攻め方をしっかり決めないといけない」と、開幕を前日に控えて難度の高さを再認識していた。

「いろいろなコースやセッティングで練習を続けてきて、自分の持っているものは違ってきているとは思う。その全部を出し切って、優勝を狙っていきたいですね」。この1年を“学びの年”と位置づけてきたその集大成を、待ち望んでいた最終戦の舞台で見せる。(宮崎県宮崎市/塚田達也)

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