表純子、滑り込みで最終戦の権利獲得

今週の「大王製紙エリエールレディスオープン」終了時点の賞金ランキング上位25人には、国内女子ツアー最終戦の「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」への出場権が与えられる。今週、滑り込みで25位に入ったのは、5位タイでフィニッシュした表純子だった。

先週までの賞金ランキングは27位。13位タイから出た最終日、前半3つのボギーを叩き「全然無理だと思った」と振り返るが、ボードを見ると他選手のスコアも伸びていなかった。「その後、バーディがぽん、ぽんと来て“あれっ”と思って･･･」。結局パープレーでホールアウトし、賞金281.5万円を獲得。賞金ランキング25位で最終戦の切符を手にした。

「用意は全然していなくて、（ゴルフバックの）トラベルカバーも用意していないくらい。みんなと一緒のホテルも空いていないというし･･･」と、うれしい悲鳴。

一方、同ランキング25位で今週を迎えた北田瑠衣は、逆に下からの追い上げにおびえていた。最終日は3つスコアを落として通算イーブンパーの12位タイでフィニッシュ。「最後のパーパットもしびれました」と、1打もおろそかにできない状況だったが、ホールアウト後しばらくして賞金ランキング23位に入ったことを聞き、ほっと胸をなで下ろした。

「バーディが1個もなくて、つらい一日でした。でも、あともう1戦できるので頑張りますね」と、不安も晴れ、すぐにいつもの明るい笑顔を取り戻していた。（福島県いわき市／今岡涼太）