2012年 ミズノクラシック

上田桃子、母の誕生日に“連覇”を届ける

2012/11/01 18:43
「ここに来ると調子が良くなる」という好相性の舞台で大会連覇に挑む上田桃子

2007年大会を制したことで米国女子ツアー参戦への扉を開き、昨年は大会2勝目を達成。上田桃子が、思い入れの深い「ミズノクラシック」で大会連覇へ向けた戦いに挑む。

「理由は分からないけど、ここのコースに来ると勝手に調子が良くなるんです」。近鉄賢島カンツリークラブとの相性は、もちろん上田も自認しているところだ。「打ちやすいロケーションが多く、イメージがしやすい」と、今年も伊勢の追い風を感じている。

昨日の水曜日は、米国ツアーからの要請により催された公式記者会見にも出席。日本のみならず、米国ツアーからも高い関心が寄せられる中、米ツアー賞金ランキング2位でホステスプロのステーシー・ルイス有村智恵という注目組で初日のラウンドを迎える。「ステーシーは良い選手ですし、アメリカではあまり一緒に回る機会が無かった。強い選手と回れるのは楽しみですね」と、上田のモチベーションは一層の高まりをみせている。

最終日の翌5日(月)は、母・八重子さんの誕生日。「できる準備をしてきたので、この3日間プレーすることがお母さんへのプレゼントになることを信じています」と上田。連覇という最高のバースデープレゼントを贈り、今年は海外にも常に帯同し続けてくれた母への恩返しを果たす。(三重県志摩市/塚田達也)

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