藤本麻子がホステスプロとして試合に挑む
2012/10/11 18:09
今季の開幕戦から富士通と所属契約を結んだ藤本麻子が、今週開催される「富士通レディース」にホステスプロとして試合に挑む。
アマチュア時代に2007年大会で単独19位、そして08年にも23位タイに入り2年連続でベストアマを獲得。プロ転向後も09年に12位タイ、そして昨年が3位タイと大会との相性が良いこともあり、所属契約に至った。
今季はベスト10入りが1試合だけと調子に乗れていないが「長いゴルフ人生なので、こういう時期もあると思ってやっています。成績が出ないからと焦ってもしょうがないので、今できることを少しずつでも出来るように練習を積み重ねる時期だと思います。成績が出ない中でも多くの経験を積むことができていますので今週は良いきっかけになってくれれば嬉しいです」と、練習の合間に心境を話す。
藤本が望む「きっかけ」、それは昨年この大会で3位タイに入ったことが思い起こされるからだ。この大会で調子を掴み、その後4試合目の「伊藤園レディスゴルフトーナメント」でついに念願のツアー初優勝を果たした。
「今の状態では優勝争いというのはあまり考えていませんが、この大会だけは違うんです。過去の相性や昨年のことを思い出しますし、少しでも良いプレーをして大会を盛り上げたいので」と、ホステスプロとしての重圧を感じるよりは、気持ちの面でのプラスを全面的に出したいと考える。昨年同様、きっかけを掴む試合にすることができるか、結果が求められる存在として初日を迎える。(千葉県千葉市/本橋英治)