2009年 ヤマハレディースオープン葛城

櫻井有希、痛恨の19オーバー「91」

2009/04/03 18:18
ショットが安定せず思わず天を仰ぐ櫻井有希

国内女子ツアー第3戦「ヤマハレディースオープン葛城」の初日。19オーバーの「91」を叩き、106位の最下位となったのは、昨年のプロテストに合格した櫻井有希だった。櫻井は昨シーズン終盤に腰を痛め、今シーズンの出場資格をかけたクオリファイで好成績を上げられず、今シーズンは推薦による出場がメインとなる。

開幕戦からこの試合が3試合連続での出場となり、年間の推薦枠8試合のうち3試合をすでに使用することになるが、まだ予選通過ができていない。櫻井としては限られた試合の中で賞金を稼ぎ、シード権獲得を狙っている。

しかし、現在の櫻井は賞金を積み重ねるどころではなく、予選通過もままならない。オフシーズンから取り組んでいるスイング改造が、固まらず試行錯誤を繰り返す状態だ。開幕戦ではティショットの出だしが右方向に行ってしまうことが多かったが、この日はアイアンが距離感、方向性ともに不安定な状態だった。

2番で4オーバーの8を叩き、その後2つのパー5でバーディを奪い、2オーバーまで伸ばした。ところが、6番からはボギーが止まらず4連続ボギーでハーフを「42」。後半に入ると12番でダブルボギーを叩くと14番、16番、17番の3ホールでともに4オーバーずつの大叩き。最終18番でバーディを奪ったが、後半は「49」という屈辱的なスコアを記録してしまった。

ラウンド後は笑顔でファンのサイン要請に応えていたが、クラブハウスに戻ると父親とコーチを含め真剣なまなざしで今日のラウンドを振り返った。これだけのスコアを出した以上、大会2日目は思い切ってラウンドするしかないと話す。

2009年 ヤマハレディースオープン葛城