2009年 ヤマハレディースオープン葛城

2位に7打差で初優勝した原江里菜が、8打差で黄アルムに敗れる

2009/04/05 18:46
タイプの似たゴルフをする原江里菜と黄アルム。今後は互いに強敵となりそうだ

国内女子ツアー「ヤマハレディースオープン葛城」の最終日は、予想外の一方的な展開となった。優勝した韓国の黄アルムは、自己ベストの7アンダー「65」を叩き出し、2位に8打差をつける圧勝劇だった。

初優勝を圧勝で果たしたといえば、昨年の「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」で原江里菜が、2位に7打差をつけて優勝したのが記憶に新しい。その原が、今度は目の前で8打差をつけられ2位という立場になってしまった。

原は首位に黄とは1打差の2位タイで、黄と同じ最終組でスタートした。「もっと良いプレーをしてアルムにプレッシャーをかけたかった・・・」と振り返る原だが、2番でボギーを先行さえるなど、なかなかスコアを伸ばせず、逆に黄を楽にさせてしまった感がある。

しかし、アルムが気持ちよくバーディを量産する姿を見たら「あんなに良いプレーをされたらしょうがない」という気持ちになったという。優勝した黄とラウンドするのは、この日が初めて。「ゾーンに入っていたのもあるけど、アグレッシブなプレーをしますね」と関心した様子。

原も同じようにアグレッシブなプレーが信条だが、飛距離も同レベルで攻めるゴルフも似たところがある2人。これからは共に優勝争いをするライバルとなる可能性が高い。

2009年 ヤマハレディースオープン葛城