2009年 ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ

東京から茨城へ!国内女子ゴルフメジャー初戦がお引越し

2009/04/20 19:11

1973年から開催されている国内女子ツアーの「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」は、昨年の第36回大会から国内女子のメジャー大会に昇格。メジャーとして2年目を迎える今年、これまで開催されていた東京よみうりカントリークラブから、茨城県つくばみらい市にある茨城ゴルフ倶楽部(以下、茨城GC)西コースに舞台を移す。

20日(月)に開催コースの茨城GCで、大会の実施要綱などの記者会見が行われた。昨年との変更点は、特別協賛の久光製薬株式会社の協力により、賞金総額が1,000万円増加したこと。海外招待選手は、2006年以来の出場となる米国女子ツアーのポーラ・クリーマー、欧州女子ツアーからはグラディス・ノセラ、2008年の韓国女子アマ優勝者バン・ダソルの3人。そして、何よりの変更点は開催コースだ。

茨城GCは1962年(昭和37年)に上田治氏の設計で開場。東・西の36ホールを有し、両コースともこれまで多くのトーナメントやアマチュア競技が行われている。プロのトーナメントでは「キリンオープンゴルフ選手権」や、近年では2004年に「日本シニアオープンゴルフ選手権競技」が開催されてきたが、女子プロの試合を行うのは今回が始めてとなる。

コースの特徴は、フラットな地形で一見易しそうにも見えるが、小さめのグリーンは微妙な起伏が多く、高い弾道やスピンをしっかり効かせないとボールを止めることが難しい。さらにラインを読みきるのも至難で、メジャー大会に相応しい緊張感と見ごたえのある試合展開が期待される。

コースへのアクセスは、つくばエクスプレス(TX)で、東京の秋葉原駅からコース最寄りのみらい平駅まで約40分。駅からコースまでは無料の送迎バスを利用すれば約5分で着く。昨年まで開催地は、立地条件からギャラリー駐車場を設けていなかったが、今大会は試合で使用しない東コース(隣接)に約2000台分の無料駐車スペースも確保する予定だ。

地形がフラットでギャラリーも歩きやすくなっているため、メジャータイトルを争い戦う選手たちのプレーを見ながら、名門コースの造作を堪能することもできる。ゴールデンウィーク終盤での開催となるが、会場に訪れそうだ。

2009年 ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ