出遅れの金田久美子、遅延プレーの1ペナに悔い

先週の「ライフカードレディス」でプロ転向後初の予選突破、最終的には9位タイという見事な成績で終えた金田久美子。24日（金）に開幕した「フジサンケイレディスクラシック」初日、期待が高まる中でスタートを切ったが、1バーディ、4ボギーの「75」、3オーバーの67位タイと出遅れる滑り出しとなった。

「パットも狙ったところに打てているし、内容的には悪くないです」と振り返る金田。その言葉通り、15ホールを終えて1バーディ、2ボギーの1オーバー。安定したプレーを続けていたが、16番でまさかのペナルティが待ち受けていた。

16番のホールアウト後、遅延プレーとみなされて1打のペナルティが。13番あたりで競技委員から警告を受けたが、その後16番パー5における4打の合計が143秒（131秒以上でペナルティの対象）と計測され、1打のペナルティが課せられた。このホールをパーで上がっていた金田だがボギー扱いとなり、さらに最終18番でもボギー。調子は上向いている中でのラウンドだけに、金田にとっては悔やまれる結果となった。

先週の「ライフカードレディス」でも一度警告を受けている金田は、「今後は気をつけます」と表情を曇らせ、「プレー中にいろいろ考えてしまう？」との問いに「そうですね」と力なく答えた。「調子は悪くない。明日は雨なので集中力を切らさないように頑張ります」と、明日に向けて気持ちを切り替えていた。