チップイン2発!小技を磨いた酒井美紀が単独2位
2012/09/14 18:58
ツアー2年目の酒井美紀が、国内女子ツアー「マンシングウェアレディース東海クラシック」の初日に6アンダーをマークして首位と2打差の単独2位につけた。2番でバーディを先行させた酒井は、3番パー5でグリーン手前15ヤードからの4打目を直接決めるチップインバーディ。さらに9番、11番とバーディを積み重ねた。
14番でボギーをたたいたが、15番パー5で再びバーディを奪い、16番も10mのパットを決めて連続バーディ。そして最終18番、ピンまで10ヤードのアプローチを残した酒井は「なんとなく入りそうな気がしました」と、人生初の1日に2度のチップインバーディを決めて6アンダーまでスコアを伸ばした。
もともとドライバーショットが得意だったという酒井は、アプローチとパッティングが苦手だった。「ジュニアの頃からプロの試合に出させていただいて、プロの方々がアプローチでスコアを組み立てているのを見て、大事なんだと気づきました」と、アプローチなどショートゲームの練習を多めに行うようになった。
「練習しているうちに楽しくなってきて、自信もついてきました」と、この日の好プレーにつなげた。「今は全美貞さんのアプローチやパッティングの練習を陰ながら見て、リズムなどを参考にしています」と明かす。その全が初日を終えて酒井と2打差の単独首位に立った。2日目は全と同じ最終組でラウンドするが、全のリズムを参考にさらにスコアを伸ばすか注目したい。(愛知県知多郡/本橋英治)