有村も気づかず・・・朴仁妃が5連続バーディ締めで1差2位
2012/09/09 19:29
滋賀県のタラオCC 西コースで開催された、国内女子メジャー今季第2戦「日本女子プロ選手権 コニカミノルタ杯」の最終日。首位を8打差で追って6位タイからスタートした朴仁妃(韓国)が、8バーディ、1ボギーの「65」と猛追。優勝スコアには1打及ばずも、通算12アンダーの単独2位に急浮上して4日間の戦いを終えた。
「トップとの差が大きかったので、優勝は意識しなかった」。前半を終えて3バーディ、1ボギー。サンデーバックナインに入っても4ホール続けてパーを重ね、その意識通りに優勝争いとは無縁の位置だった。しかし、ここから08年の「全米女子オープン」覇者の本領発揮。「3日間、調子が良くなかった」というパッティングが急激に噛み合いを見せ、秘められた爆発力が点火した。
14番から17番までバーディを重ね、最終18番も4mをねじ込んでの5連続バーディフィニッシュ。首位を走る有村も、最終18番グリーンに上がるまで1打差に迫られていることを「知らなかった」というほどの速攻の猛追だった。
「最後に5連続が獲れたし、今日は最高の1日でした」と朴。今夜遅くの便で渡英し、次週に出場する海外女子メジャー最終戦「全英リコー女子オープン」に向けて弾みをつける最終日となった。(滋賀県甲賀市/塚田達也)