斉藤愛璃、先輩・吉田弓美子の優勝で再び奮起!
2012/08/16 18:17
国内女子ツアー第22戦「CAT Ladies」は8月17日(金)、神奈川県にある大箱根CCで開幕。その前日となる16日(木)に行われたプロアマ戦に斉藤愛璃が出場し、18ホールをラウンドした。「はじめてのコース。グリーンも乗せる位置によっては芽があって難しいです」と、難コースに苦戦するも、自身の課題だったドライバーが好調さを取り戻し、「ショットも安定してきたので、攻めるところは攻める、守るところは守るというゴルフをしたい」と臆するところはない。
先週の「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」でジャン・ウンビ(韓国)との6ホールに及ぶプレーオフを制し、ツアー初勝利を飾った吉田弓美子の出身校、神奈川県立厚木北高校の2年後輩にあたる斉藤。本人は同大会で予選落ちを喫し、「その場にいることができなかったのが残念ですが、とにかく嬉しかった」と、“一番身近な先輩”と慕う斉藤は、離れたところから喜びを分かち合った。
吉田は優勝インタビューの中で、「後輩の優勝にも刺激を受けた」と、今季開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」でツアー初勝利を挙げた斉藤の姿を見て奮起したことを明かした。「ダイキン-」での優勝以来、結果を残せていないことに不甲斐ない想いを抱えていた斉藤にとっても、この吉田の優勝は大きな意味を持つものとなった。「わたしも先輩についていかなくちゃと思いました。気持ちの面で頑張らなければいけないことを再確認しましたね」。
斉藤が祝福のメールを吉田に送ると、「お互い一歩ずつやっていこう。まだまだこれから一緒に頑張ろう」と返信メール。互いに切磋琢磨しあい、高め合う先輩後輩。今週は斉藤が、先輩の背中を追う番だ。(神奈川県足柄下郡箱根町/糸井順子)