チェ・ナヨン、取材攻勢で調整不足?
2012/07/19 18:56
チェ・ナヨン(韓国)が今年の「全米女子オープン」を制したのが2週間前。まだメジャー初制覇の余韻が冷めやらぬ中、茨城県のイーグルポイントGCで20日(金)に開幕する国内女子ツアー「サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント」に推薦出場する。その初日は横峯さくら、ホステスプロの香妻琴乃という注目組に組み込まれ、午前9時18分に1番ティからスタートを切る。
今週は月曜日に現地入りをし、練習ラウンドを重ねて入念なコースチェックを続けてきたナヨン。開幕前日の19日にはプロアマ戦に出場して18ホールをプレーし、最後の調整を終えた。日本で、ここまで集中的に練習をこなしている一因は、「全米女子オープン」を制して間もなく始まった取材ラッシュ。優勝を遂げた翌週は韓国に戻り、5日間ほどソウルに滞在したが、「(取材が多くて)練習できずに、コーチと1時間だけ。それ以上の時間はとれなかった」という多忙ぶり。自身も、調整不足を感じての早い現地入りとなったようだ。
その中でも、限られた時間ででき得る限りの対策をし、急ピッチで状態を整えようとしている。「スイングの調子を良くするため、今日の夜にコーチを呼んで再調整するので、ベストな状態で臨めると思います」。目標に掲げるスコアは、3日間で通算10アンダー。「グリーンも大きい1グリーンだし、アンジュレーションもすごくあるわけではない。皆さんもバーディをたくさん獲ると思う」。セカンドショットとパッティングを「良いスコアへの鍵」とポイントに掲げ、日本に舞台を変えての再びの活躍に意欲を燃やしていた。(茨城県稲敷郡/塚田達也)