超硬派!不動裕理の最新シャフト事情
2012/05/26 19:40
「最近、ウェッジでダフって(グリーンに)載らなかったりしていたんですよ」と、話すのは6年連続賞金女王の不動裕理。不動らしからぬ事態に原因を探っていくと、ひとつの結論に達したという。
一昨年からドライバーのシャフトに「Matrix OZIK TP6HD(Flex:S)」というカーボンながら、しなりを抑え、低スピンと低打ち出し角を実現した白いシャフトを装着していた不動。今年に入り、アイアンも同じ種類の「Matrix PROGRAMU 80」に変更し、徐々にそれにも慣れてきた。
しかし、ウェッジだけは「みなさんの真似をして」と、NS950スチールシャフトのまま。このシャフトのしなりが、ドライバー、アイアンと下りてくる流れに合わなかったようだ。今週からは50度、56度の2本のウェッジにも、同じ白いシャフトを装着し、完璧な流れを完成させた。
しかし、このシャフト。1本が1,000ドル近くする高級品。さらに「棒みたい」という超ハードなスペックで、技術的にも経済的にも素人ゴルファーにはおいそれと手出しできない代物と言えるだろう。(新潟県長岡市/今岡涼太)