2012年 フジサンケイレディスクラシック

4位の原「優勝した時よりもいいスイング」

2012/04/20 19:50
ついにスランプ完全脱出宣言!? ショットの好調ぶりを口にする原江里菜

2シーズン連続でシード権を逃している原江里菜が、「フジサンケイレディスクラシック」初日に3バーディ、ノーボギーの「69」をマーク。3アンダーは首位に1打差、4位タイの好スタートを切った。

ノーボギーのラウンドに「ショットがいい」と要因を挙げる原。そのショット、特にドライバーは、この2年間スランプに苦しめられてきた悩みの要因でもあった。昨年7月から新しいコーチに就き、当時どん底にあったショットの状態は徐々に改善。オフの練習を経て、今では「優勝した時(08年)よりもいいスイングだと思える」と言うほどまでに自信の回復を見せている。

先週の「西陣レディスクラシック」では「調子は良かったが、雑にプレーしていた部分があった」と予選落ち。週末は、男子ツアーの開幕戦「東建ホームメイトカップ」観戦に足を運び、あることに気がついたという。

「ファンは、スイングよりも選手が歩いたり雑談をしている姿を見ている。私も、歩く姿勢に気をつけようと思った。歩き方で調子って分かってしまうと思うし、それを感じさせない歩き方ができたらいいな」。ショットに不安を抱えていた絶不調の原は、もういない。ギャラリーの目には、堂々と胸を張って歩く原の姿が映っていることだろう。(静岡県伊東市/塚田達也)

2012年 フジサンケイレディスクラシック