斉藤愛璃、サタヤバンポットら新人が存在感
2012/03/02 18:35
2012年の国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」には、昨年のプロテスト合格者6人が出場。その中で、トップ合格のオナリン・サタヤバンポット(タイ)が4アンダーの首位タイと絶好のスタート。さらに、3バーディ、1ボギーの「70」をマークした斉藤愛璃が、首位に2打差の2アンダー11位タイにつけ、「メリハリのあるゴルフをする自分のプレースタイルを崩さずにできた。すごく良かったです」と笑顔を見せた。
斉藤がプロテストに合格したのは昨年だが、2010年、2011年と単年登録によりプロとしてツアー参戦。昨年末のファイナルQTで31位に入り、初のレギュラーツアー出場権を手にした。晴れてプロテストに合格し、初めて臨むシーズンはやはり、これまでとは気合の入り方が違うようだ。「プロテストに受かってのフル参戦なので、気持ちの上で今までとは違います。今年は気合いを入れてオフを過ごしました」。オフはウエイトトレーニングの量を増やし、これまで下半身に比べて偏りがあったという上半身の筋力を重点的にアップ。筋力のバランスを整え、長いシーズンを戦える肉体に仕上げてきた。
22歳で迎える初めての本格参戦。「(他の新人より)ちょっと年齢はいってるけど、マイペースで頑張っていきたいですね」と話す斉藤だが、その将来性を認められ、今年からレノボ・ジャパンとスタンレー電気の2社とスポンサー契約。注目の新人が、開幕戦初日からプレーでも存在感を見せている。
他の新人では、工藤遥加が1アンダーの25位タイと上々の滑り出し。香妻琴乃と川満陽香理は1オーバーの53位タイ。豊永志帆は10番パー4で痛恨の「8」を叩くなど、5オーバーの97位タイと大きく出遅れた。