諸見里が好調をアピール、栄養管理と禅で心身リセット

明日2日（金）に初日を迎える、国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」。地元出身＆ホステスプロとして高い期待を寄せられる諸見里しのぶは、「プロになって一番、開幕までに準備ができた」と状態の良さをアピールした。

ここ2年間はタイトルから見放され、昨シーズンは賞金ランキング41位と低迷。再起をかけて2012年シーズンに臨むにあたり、このオフはまず体質改善に取り組んだ。「アレルギーが多かったし、頭がボーッとすることも多かった。体調を1回リセットをするつもりで」。食事は主に自炊とし、口にするものは無農薬・無添加の食材のみ。本や専門の栄養士などから学び、徹底した栄養管理に取り組んだ。「今年は体調がいい。トレーニングもはかどって、練習する体力がついた」と作用はプラスの連鎖を生み、「80パーセントは納得のいく仕上がり」と表情は明るい。

昨年12月には1週間に渡り禅寺にこもり、「人生で初めて音を上げたほど苦しかった」という座禅を体験。「動いちゃいけないって、本当に苦しい。動けることがこんなに幸せなんて。人生感が変わったし、前向きになれた。トレーニングでは自分を追い込みましたが、“これくらいじゃへこたれない”という気持ちになりましたね」。心身ともにリセットし、充実した状態で迎える国内開幕戦。「ここで成績を出して、自身をつけていきたいです」と前を見据えた。（沖縄県南城市／塚田達也）