2011年 ミズノクラシック

日系一世のハリガエ・ミナが初出場

2011/11/04 18:03
日系一世のハリガエ・ミナ。よく見ると、胸にはパックマンのロゴが・・・

日米両ツアーに組み込まれている「ミズノクラシック」は、USLPGAツアーメンバーが43名、JLPGAメンバーが35名、合計78名が出場している。

大会初日、通算4アンダーの5位タイグループにつけている“ハリガエ・ミナ”という選手は、アメリカ国籍を持つLPGAツアーメンバーだが、父母ともに生粋の日本人という日系一世だ。

09年にLPGAの下部ツアー、フューチャーズツアーで3勝を挙げてプレーヤー・オブ・ザ・イヤーに輝き、翌10年からレギュラーツアーに参戦。2年目の今年、プロとして初めて両親の生まれ故郷でプレーすることとなった。

カリフォルニアで生まれ育ち、爽やかな笑顔が印象的な彼女。日本語は聞けばだいたい理解できるというが、話すのはまだ苦手だという。それでも、家では日本語を話すのですか?との質問に、「チャンポンです」と答えて記者たちを笑わせた。

父は寿司職人で、その影響か日本食が大好きだというハリガエ。4度目の来日となる今回、ふぐやくじらを食べて滞在を満喫しているという。

この日はパーオン率94%と安定したショットでスコアを伸ばした。「良いゴルフができる感覚に近づくことが増えています」と、手応えは上々。高いポテンシャルを両親の母国で花開かせることができるだろうか?(三重県志摩市/今岡涼太)

2011年 ミズノクラシック