2011年 マスターズGCレディース

馬場、勝負どころの着信音に「カッカしてます」

2011/10/23 18:57
プレーオフをかけた最終18番をボギーとし、悔しさを滲ませる馬場ゆかり

兵庫県のマスターズGCで開催されている「マスターズGCレディース」の最終日。通算4アンダーの首位タイからスタートした馬場ゆかりは、4バーディ、3ボギーと1つ伸ばすにとどまり、通算5アンダーでホールアウト。優勝に2ストローク及ばず、4位タイで3日間の戦いを終えた。

首位に1打差で迎えた最終18番。フェアウェイからの2打目を打とうと始動に入りかけた瞬間、遠くから携帯電話の着信音が耳に入ったという。「仕切り直せば良かったけど、止められなかった」と、リズムを崩したまま打った2打目はショートし、グリーン手前の傾斜へ。3オン2パットのボギーとし、プレーオフへの最後のチャンスはついえてしまった。

「はがゆいというか、カッカしてます。観戦マナーは守って欲しいですね」と、後味の悪いフィニッシュに表情を曇らす馬場。それでも「今日は1日いいプレーができたし、最後の2打目以外は悔いはありません。女子オープンが終わってから2週間はいいプレーができていなかったけど、ゴルフも、リズムも、パットもいい感覚を取り戻してきた。いい1週間だったと思います」と笑顔に戻り、実り多い週末を総括した。(兵庫県三木市/塚田達也)

2011年 マスターズGCレディース