2011年 マスターズGCレディース

惜敗のP.クリーマー「これがゴルフの難しいところ」

2011/10/23 18:33
7番でバーディを奪いガッツポーズを見せるP.クリーマー。7年連続の出場となる今年も存在感を発揮した

兵庫県のマスターズGCで開催されている「マスターズGCレディース」の最終日。首位を4打差で追うポーラ・クリーマーが、ついにその本領を発揮した。4番(パー3)で2.5mを沈めて奪ったバーディが猛追ののろし。その後、6番、7番(パー3)と連続バーディを奪うと、9番でもバーディを奪いサンデーバックナインを迎える。

後半に入っても勢いは止まらず、12番(パー5)、13番と再び連続バーディを奪い、通算6アンダーで首位に並ぶ。さらに15番(パー5)もバーディを奪い、ついにトーナメントリーダーに躍り出ると、そのまま通算7アンダーでホールアウト。最終的には大山志保に追いつかれ、プレーオフ3ホール目で力尽きたが、メジャー1勝を含む米国ツアー通算9勝、世界ランキング9位(10月17日現在)の実力と強さを存分に披露した。

プレーオフ3ホール目、フェアウェイに運んだポーラのボールには泥がついており、2打目でグリーンを外す不運。一方の大山はティショットを右に曲げるも、ボールがギャラリーに当りフェアウェイに戻り、決着のバーディへと繋げた。「泥の影響はあった。アンラッキーだった。パーフェクトなプレーをしても勝てるわけではない、これがゴルフの難しいところ」とポーラ。「負けたのは悔しいけど、自信になるプレーだった。日本のファンにも感謝したい。プレーオフ中、私に対しても平等に応援をしてくれたし、支えになった」と、最後には清々しい表情でコースを後にした。(兵庫県三木市/塚田達也)

2011年 マスターズGCレディース