2011年 マスターズGCレディース

暫定首位の馬場ゆかり、リベンジのチャンス到来

2011/10/22 18:26
早くも1年前のリベンジを果たすチャンスが巡ってきた馬場ゆかり

昨年大会の「マスターズGCレディース」最終日。首位タイからスタートした馬場ゆかりは、前半に単独首位に立って試合を優位に進めていたが、終盤の17番(パー3)でティショットを左に外して痛恨のボギー。1打差で優勝を逃し、悔しさを募らせてコースを後にした。

「あの試合は、これまでで一番悔しかった試合だったと思う」と、今でも記憶の片隅に残っている。その1年後、2日目を終えて通算4アンダーの暫定単独首位に浮上。尻上がりに調子を上げているショットを武器に5バーディ、1ボギーの「68」をマークし、早くも昨年のリベンジを果たすチャンスを手繰り寄せた。

この日、2つ伸ばして迎えた17番。「去年のイメージが若干あった」と振り返る馬場だが、「(スイングを)しっかりチェックして嫌なイメージを消した」とピン奥3mに運び、これを沈めてバーディ。良い流れを切らすことなく、最終ホールの連続バーディフィニッシュに繋げた。

「今日はせっかく良いゴルフができたし、この位置はチャンスだと思って悔いの残らないゴルフをしたい」。3週間前に「日本女子オープン」を制し、「優勝したから気が抜けた、と思われないようなゴルフをしたい」と、勝負にかける意識も一段と高まった。もう、1年前と同じ轍は踏まない。(兵庫県三木市/塚田達也)

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