2011年 富士通レディース

服部真夕「私もドラゴンズのように諦めない!」

2011/10/14 17:41
ドラゴンズカラーを意識したのかしていないのか。ブルーのラインが入ったウェアでラウンドした服部真夕

9月に開催された「マンシングウェアレディース東海クラシック」で今季1勝目を挙げた服部真夕が、「富士通レディース」の初日に6アンダーをマークして首位タイにつけた。2番でバーディを先行させたが、5番のティショットは大きく右に曲がり、ギャラリーの頭上を超えて斜面の頂上へ。2打目でグリーン手前まで運んだが、ボギーをたたいてしまった。

しかし服部は慌てず冷静に、スコアを伸ばした。「今季は開幕戦からショットが良いので、少しのミスは気になりませんでした」と言う服部は、後半に入るとドライバーショット、そしてアイアンショットがピンに絡むなど切れ味のあるショットを披露。14番からの3連続を含む6つのバーディを積み重ねた。

先週の「SANKYOレディースオープン」では、最終日を首位と4打差の5位タイで迎えながら、スコアを崩して1アンダー24位タイに失速した。「最終日にスコアを伸ばさなければいけないのに、ボギーを先行させてしまった。自分で悪い流れにしてしまいました」。その反省が早速、活かされ、この日のスコアに繋げた。

愛知県出身の服部は、大の中日ドラゴンズファンなのだが、記者会見で「優勝しそうですね」と声がかかると、急に笑顔になって「はい。できれば今日にでも決めてもらいたいです」とトーンが急に上がった。

「10ゲーム差あったのに、ひっくり返しましたから・・・。野球もゴルフも何が起こるかわからないので、私も最後まで諦めずに頑張ります」。大好きなドラゴンズの大逆転に奮起した服部。現在賞金ランキング首位を独走するアン・ソンジュ(韓国)に、簡単には女王獲得を許さないという強い気持ちで戦っている。(千葉県千葉市/本橋英治)

2011年 富士通レディース