藍、難コースに悲鳴「イーブンにいられれば」
2011/09/27 17:37
今週開催の国内メジャー第3戦「日本女子オープン」に出場する宮里藍が、27日(火)にプロアマ戦に出場し18ホールをプレーした。昨日の練習ラウンドでは右足付け根に痛みを覚え、3ホールで切り上げるアクシデントに見舞われたが、昨夜から合流したトレーナーのケアもあり「だいぶ良くなりました」と回復をアピール。ラウンド中も多くの笑顔を見せ、プレーに支障は無い様子だった。
メジャーセッティングに仕立て上げられた和合に対し、「ラフがすごいし、フェアウェイが狭い」と難しさを訴える宮里。さらに6,383ヤードの設定ながら、「6,500ヤード以上に感じた」と目を丸くする。ほとんどのグリーンが砲台であることに加え、「ビジュアル的に、グリーンに向かってフェアウェイが狭くなっているので長く見えるのかな」と、視覚的な影響も口にしていた。
実際に、距離が長いホールが存在するのも事実。437ヤードの3番パー4では、「セカンドは残り200ヤード。7番ウッドで打ってグリーンに届かなかった。パーオンは難しいと思う」と強く警戒。短いホールと長いホールが混在しており、攻めと守りのメリハリをつけることも和合攻略に求められる要素の1つのようだ。
「5打差あっても、このコースは簡単にひっくり返ってしまうセッティング。そこまでスコアにこだわらず、イーブンくらいにいられればチャンスはあると思う」。そのポイントに掲げるのはティショット。「スプーンで刻んだとしても、グリーンが小さくて砲台なので止まりにくいリスクがある。(クラブ選択は)その時の流れを見極めて、うまくリズムを作っていきたい」と自らに言い聞かせていた。(愛知県東郷町/塚田達也)