2011年 ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント

笠、2週連続Vを逃すも成長を実感

2011/09/04 18:19
2週連続Vは逃したが、豪雨の中で優勝争いを演じ続けた笠りつ子

「ゴルフ5レディス」最終日を通算6アンダーの首位タイで迎えた笠りつ子。1988年のツアー制度施行後では3人目となる、初優勝からの2週連続優勝への期待が高まったが、僅か1ストローク及ばない通算5アンダーの2位タイ。「惜しかったですね・・・」と苦笑いを浮かべた。

首位と1打差で迎えた最終18番。バーディ必須の状況でティショットを左ラフに打ち込むが、ピン左手前5mに乗せてチャンスを迎える。だが、このパットは「強く打ちすぎた」と惜しくもカップを逸れてパーフィニッシュ。「でも・・・強く打てたからいいです」と、最後まで自分のプレーを貫けたことに満足の表情を浮かべた。

プレー自体には「満足していません」と話す一方、今週も最終日まで優勝争いに絡めたことには「それには満足しています」と評価。朝から降り続いた豪雨の中で1ストローク落とすに留めたことにも「今までならガクッと落ちていたかもしれない」と、自らの成長を実感していた。

右肩上がりの状態で、来週はメジャー第2戦「日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯」を迎える。「複数年シード(3年)は欲しいけど、欲張らずに今の自分のゴルフを続けて、そのご褒美が来ればいいですね」。今もっとも勢いに乗る23歳が、メジャーに舞台を移して躍動を続ける。(岐阜県瑞浪市/塚田達也)

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