初日の主役、藤本＆金田は一歩後退

「CAT Ladies」初日に首位争いを演じた、藤本麻子（21）と金田久美子（22）の同世代コンビ。迎えた2日目はともに1ストローク落とし、藤本は首位から3位タイ、金田は2位から8位タイとそれぞれ後退した。

今週開幕前にドライバーが故障し、今週は急遽別のドライバーを使用していることを明かす藤本。同モデル・同スペックながら「お互いに心が開けていないというか、しっくりこない」と、この日はティショットが左右に曲がり、スコアメイクもままならなかった。朝から振る雨により重みを増したラフの対応にも苦しみ、「ラフからの厳しい状況がたくさんあり過ぎた」と、4バーディ、5ボギーのラウンドを苦笑混じりに振り返る。しかし、首位に4打差はまだまだ逆転圏内。「アイアンはすごくいい」という望みを繋ぐ要素もある。「とりあえずフェアウェイに置けば何とかなると思う」と、ツアー初勝利に向けて気持ちを新たにした。

一方の金田も「あまり調子が良くなかったし、もったいないゴルフだった」と肩を落とす。昨日傷めた左足は「ちょっと痛いけど大丈夫」とプレーへの影響はないようだが、ショット、パットともに精度を欠き、首位との差は6つに広がってしまった。「明日は、今日の分を取り返してベスト5には入りたい」と目標を置き換え、明日の最終日に臨む。（神奈川県箱根町／塚田達也）