川原、被災後ベストの「67」で3位発進

3月11日に東日本を襲った大震災の爪跡はいまだ深く残り、被災した多くの人々は精神的ダメージを拭えぬままの生活を送っている。茨城県水戸市に住む川原由維も、震災の被害を受けた1人。実家は一部損壊し、しばらくはホテル住まいの日々が続いていた。

その川原が「日医工女子オープン」初日、首位に1打差の5アンダー3位タイ発進。「先週の休み（オープンウィーク）にコーチにチェックしてもらい、全てが良くなった」と5バーディ、ノーボギーの会心のラウンドを見せた。

この日マークした「67」は、震災後の自己ベストスコア。5月からようやく実家に戻り始め、「家に帰って安心しました。今も心配だけど切り替えないといけないし、私は私でしっかりやらないと」と、ようやくゴルフに打ち込める精神状態に戻りつつある。

その一方で、震災直後から続けてきたチャリティ活動には今も積極的に参加。再来週もチャリティコンペを催す予定だ。