佐伯三貴「イーグル賞ないの~」
2010/10/10 18:15
国内女子ツアー「SANKYOレディースオープン」最終日に、裏街道の10番ホールからスタートした佐伯三貴が1イーグル、6バーディ、3ボギーと出入りの激しい内容ながら、5ストローク伸ばして通算2アンダーの29位タイから11位タイに食い込んだ。
10番、13番、17番パー3でバーディを奪った佐伯は、18番パー5で残り84ヤードの3打目をピン奥50センチに落して、そこからバックスピンでカップにねじ込むイーグルを決めた。「最近、100ヤード以内のショットが良くて、何度も入りそうになっていたんです」という佐伯は、このショットもカップを狙って打ったものだった。
その勢いは後半も止まらず、3番、4番でも連続バーディを奪い通算4アンダーまで伸ばしてきた。ところが、続く5番でのボギーを叩くと、今度は7番まで3連続ボギー。8番パー3でバーディを奪い返し、通算2アンダーでホールアウトした。
「自分のベストスコアを出そうと思ってプレーしたら、後半空回りしちゃいました」と、3連続ボギーを悔やむ佐伯。「でも自分の弱いところが分かりました。昨日、一昨日とストレスの溜まるラウンドだったので、最終日に良い状態で終われてよかったです」と表情も明るい。
そして、18番でのイーグルを奪ったことに対し「イーグル賞は?」と目を輝かせるが、残念ながら昨年まで設定されていたイーグル賞はなくなり、予選と決勝の2日間バーディを奪った選手が対象のフィーバー賞に変わってしまっていた。
それを聞いた佐伯は一瞬肩を落したが「体力的にも精神的にも疲れているので、明日はゆっくりして、来週は好きなコースなので頑張りたい」と好調を維持し次週の戦いに備える。