2010年 リゾートトラストレディス

今度こそ!笠りつ子が08年以来の首位で最終日へ

2010/06/05 18:27
9アンダーの単独首位に浮上した笠りつ子。果たして08年のリベンジなるか!?

国内女子ツアー「リゾートトラストレディス」は、首位と3打差までに12人の選手がひしめく大混戦となっている。その中で頭ひとつ抜け出しているのが、通算9アンダーの笠りつ子だ。4アンダー8位タイで2日目を迎えた笠は、6バーディ、1ボギーで5ストローク伸ばし、2位に1打差をつけて首位に浮上した。

笠が首位で最終日を迎えるのはこれが2度目。前回は2008年の「クリスタルガイザーレディス ゴールデンスペシャル」で、その時は、2日目が雨のため日没サスペンデッドになり、笠は11番を終えて暫定首位で最終日を迎えた。最終日も好調なゴルフで終盤まで首位をキープしていたが、16番パー3でティショットを左サイドの崖下に落としダブルボギーを叩き、優勝争いから脱落してしまった。

「あのときのことを考えてしまうことがあるので、明日はちゃんと考えてゴルフをしようと思います。上がり3ホールですか、まあ、1ホール1ホールなんですけどね」と笠。悪夢を振り払うことができるだろうか。

昨年までの笠はシード権獲得のことばかり考えていたが、今年は目標が変わったという。「最終戦のリコーカップにも出たいし、優勝もしたいと思っています」。それは、シーズンオフに古閑美保と合宿を共にしたときに、いろいろなことを学び、自身で立てた目標だという。

「明日は(優勝を)意識しながらあがらずにプレーしたい」と言う笠。前回のリベンジが果たせるか、技術よりも精神的な強さが最終的には必要になりそうだ。

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