さくら、最新ドライバーが好調で今季初優勝
2010/05/16 18:44
国内女子ツアー「フンドーキンレディース」で、今季初勝利を収めた横峯さくらが、勝因をドライバーショットの安定さだと言い切った。現在横峯が使用しているドライバーは、ニューXXIO(ゼクシオ)。ロフトが9.5度、45.5インチでMP600のSシャフト。「このドライバーだと右に吹き抜けてしまうミスが出ないので」と絶賛する。
フェード系の弾道が持ち球の横峯は、ミスショットといえば右サイドに大きく曲がってしまうことが稀に出ていた。しかし、今回使用しているドライバーだと、少し高さも抑えられるので吹き上がるミスが出ないという。
ダンロップスリクソンの担当者によると、年末からシーズンの開幕に向けて新しいドライバーの調整を行っているが、今年はシーズン開幕を前モデルで迎えたという。フィーリングを重視する横峯は、テストで数種類を試してきたが、どれもしっくりとくるクラブに出会えなかった。
それが2週前に開催された「サイバーエージェント レディスゴルフトーナメント」の練習日に5、6本のドライバーをテストした中から今回のクラブを選んだ。その5、6本のドライバーだが、実はすべてヘッドのスペックもシャフトも同じものだという。数字の上では同じクラブでも、1本1本微妙に仕上がりが違うのだが、それを4、5球打っただけで横峯は自分に合うかを決めている。
そして、一度このクラブと決めたドライバーは、1シーズンはもちろん、場合によっては2年使い続けることもある。それだけフィーリングにこだわる横峯が出会った今回の1本。このドライバーで、この日横峯が新たに立てた今季の目標「年間3勝以上」は、確約されたようなものなのかも知れない。