2010年 フンドーキンレディース

8位に浮上の茂木宏美「やっちゃった」と笑顔こぼす

2010/05/15 18:03
ラウンド中も笑顔が目立つ茂木宏美。笑顔が先輩からのアドバイスだったとは・・・

国内女子ツアー「フンドーキンレディース」の2日目。風が穏やかだったこともあり、多くの選手がスコアを伸ばしてきたが、中でも中盤に怒涛の勢いでスコアを伸ばしたのが茂木宏美だった。

2オーバー28位タイで2日目を迎えた茂木は、1番で幸先の良いバーディを奪った。その後は5ホール連続でパーセーブを繰り返すが、そのうち2ホールは4、5mの厳しい距離のパーパットを沈めて難を凌いだ。

「あの2つのパーパットが決まってくれたので、今日はパットが調子いいんだと思えたらショットまで良くなってきました」と振り返る茂木。7番で6mのバーディパットを沈め、続く8番は2打目をピン2mにつけて連続バーディを奪う。

そして後半に入ると、10番から12番まで3連続でバーディを奪い14番もバーディ。この時点で5アンダーの首位に立っていた不動裕理を捕らえて首位タイまで駆け上がった。しかし、その勢いもここまで。15番で茂木に試練が待ち受けていた。

ティショットをフェアウェイ右サイドのバンカーに入れ、そのボールが土手にくっついた状態。2打目では脱出できず、もう一度バンカーショット。今度は「グリーン左サイドの池が視界にチラついたので、緩んでしまいました」と、ボールはバンカーを脱出するのが精一杯というショットになってしまった。

「最後にやらかしてしまったので複雑な心境です」と苦笑いを浮かべる茂木は、このホールをダブルボギーにしてしまい通算3アンダーに後退してしまった。ラウンド後の茂木はとにかく笑顔が目立った。その理由を聞くと、オフに中野晶、鬼沢信子、藤野オリエなどと合宿を行った。そこで「先輩方にもっと笑えっていわれまして・・・」と再び笑顔。八重歯がこぼれる満面の笑顔で、最終日に逆転優勝を狙う。

2010年 フンドーキンレディース