2010年 フジサンケイレディスクラシック

有村、ショット不安が招いた判断ミス

2010/04/24 19:52
16番ティの有村。この後、大きなトラブルに巻き込まれてしまう

「フジサンケイレディスクラシック」2日目、一際多くのギャラリーを集めてラウンドしていた有村智恵だったが、終盤の16番で痛恨のダブルボギー。結局この日は上位13人の中で唯一のオーバーパーを叩いてしまい、首位と6打差の8位タイへと順位を大きく下げてしまった。

その16番、第2打を大きく左に曲げた有村は、前方に大きな木が掛かるライ。「高く上げたら枝に当たってしまうので、低めに行こうとした」というが、思ったよりも高く出て枝に当たると、左に跳ねてハザード方向へ。かろうじて球を打つことは出来たが、「球の手前に石があって、シャンクみたいになってしまった」と再び目の前の木に当ててしまう。結局5オン2パット。バーディホールで悔しいダブルボギーとなってしまった。

「今日もショットがあまり良くなくて、どうしようかなと考えながらのラウンドで、判断力、集中力に欠けていたと思います。今思えば、違う選択肢もあったと思うのですが・・・」。まだ本来の自分のショットを取り戻せていない有村。川奈では、一つのミスが大きな痛手となって返ってきてしまうことを、身に沁みて痛感していた。

2010年 フジサンケイレディスクラシック