「貪欲さに胸を打たれた」河本結が桑木志帆からもらった刺激
◇国内女子◇北海道meijiカップ 事前(6日)◇札幌国際CC島松コース(北海道)◇6709yd(パー72)
河本結は、桑木志帆が優勝したメジャー「AIG女子オープン(全英女子)」に、6月「サントリーレディス」終了時のメルセデスランキング上位者の資格で出場できたが見送った。「全米女子オープンに出た時に移動などを考えたら“きつい”と思った」。全英女子終了翌週となる今大会はディフェンディングでもあり、大事だ。一方、全米女子は前週「リゾートトラストレディス」で優勝して渡米し、予選落ちした。
「メジャーはやっぱりいい状態で入りたい。そのためには大会の前後で休みを入れるぐらいじゃないと…」。年齢も27歳と数年前のような無理が効きにくくもなる。要は中途半端にならざるを得ないことが「嫌だったんです」と説明した。
それだけに、桑木には拍手を贈りたい。「彼女の持ってる“パワー”ですよね。私は勝つべくして勝ったと思っています」と言う。桑木は、ツアー史上最高の賞金総額4億円だった6月「アースモンダミンカップ」と同週の「全米女子プロ選手権」に出ていた。「彼女は(春先のシェブロン選手権を除き)今年の(出られる)メジャーに全部出た。アースを“捨てて”でもチャレンジした。海外に絞った、その貪欲さに胸を打たれました。“報われたな”と思いました」と自分なりに快挙を解釈する。
自分の今季の目標は、昨季に続いて国内ツアー年間女王だ。全英女子前の時点のメルセデスランキングは1位の桑木と109.91pt差の6位。3日間大会の優勝(200pt)でひっくり返る僅差だった。ところが、桑木がメジャー優勝で800ptを獲得(加算は本大会終了後)し、実質909.91pt差まで広がった。河本は「(桑木が)抜けちゃった感覚はありますけど、すごく刺激を受けましたから」とむしろ前向きに受け止める。
「目標はもちろん年間女王ですけど、今やっていることを外さず、こつこつやっていった結果と思っています。ゴルフ以外の日々の生活の中でもきっちりやることをやれば、ゴルフだけでなく人間的にも成長できると思っています」。女王をあきらめたわけではないが、より大きな視点で残り17戦に臨んでいく。(北海道北広島市/加藤裕一)