「トップ10に入りたかった」吉澤柚月が主催者推薦1試合でボーダーをクリア
◇日台女子ツアー共催◇台湾ホンハイレディース 最終日(15日)◇オリエントG&CC(台湾)◇6720yd(パー72)◇晴れ(観衆4990人)
ノーシード選手の吉澤柚月が主催者推薦出場1試合でツアー後半戦出場権獲得を濃厚にした。通算9オーバーで6人の13位タイでフィニッシュし、メルセデスランキングの43.50ptを獲得。昨年実績では、ツアー出場優先順位を再編する第1回リランキング(シーズン第15戦の6月ニチレイレディス終了後に実施)で40ptあれば、第2回リランキング前の9月のミヤギテレビ杯まで全13戦に出場できており、ボーダーラインを突破したことになる。
吉澤はQTランク76位で本来は下部ステップアップツアーが主戦場となる立場だが、今大会は所属の「三菱電機」から推薦出場の話が舞い込んだ。「リランキングのことは頭にありました」と言い、貴重なチャンスを生かした形でが、手放しで喜んではいない。「先のことを考えると、トップ10には入りたかったです」。最終日を6位からスタートしただけに、自身初のトップ10入りを逃した悔しさの方が大きい。
それでも、アンダーパーが優勝の菅楓華だけという異例の我慢大会を4日間戦い抜いた。この日はパー5の1番でバーディ発進しながら、2番(パー3)でダブルボギー。手前から28ydに切られたピンに対し、6番アイアンのショットがピン奥につき、4パットを喫した。以降はバーディなしの4ボギーで「77」に終わって、スコアも順位も落として終わった。
「実力不足です」という吉澤は「メンタル面で得るものが多かった。私は“ピンにピンに”と狙うタイプだけど、それでピン位置に対して難しい場所についてしまったり…」とマネジメントの重要を痛感した。
後半戦出場はほぼ手中にしたが、この後のツアー前半戦出場で決まっているのは、再び主催者推薦で3週後の「ヤマハレディース」(静岡・葛城GC山名C)だけだ。「推薦をいただけるところで頑張って、レギュラーツアーを中心にスケジュールを考えていきます」。ルーキーイヤーの24年はツアー出場19戦で予選通過が1試合だけ。昨年も予選落ちは23戦中10試合を数えたが、後半の15戦では3試合だけ。着実に階段を上る22歳はシード獲得を目標に戦っていく。(台湾・桃園市/加藤裕一)