原江里菜は開幕戦初日1オーバー・44位タイ発進/チームPRGR
「ダイキンオーキッドレディス」(沖縄県・琉球ゴルフ倶楽部/6439ヤード・パー72)で2010年の日本女子ツアーが開幕した。
昨年大会で2位の好成績を収めているチームPRGRの原江里菜は、納得十分のオフトレをこなして開幕戦を迎えた。「ラウンドを中心にしたオフトレも行ない、自己採点で100点満点中、70点の仕上がりです。残り30点は試合で満たして行くつもりです。体調もゴルフの調子も良いです」と原。今季の目標は、「まず1勝」。その目標達成に向け、入念にスイングをチェック。大会開催週の火曜日と水曜日は練習ラウンドを精力的にこなし、木曜日のプロアマ大会後には練習場で1時間以上もボールを打ち続けた。
クローズドフェースにしてグリップしていたために、アドレスがショットラインよりも右方向に向いてしまい、イメージしたショットが打てなかった理由がわかったからだった。開幕直前での修正によって手応えを感じた。「特にユーティリティークラブのショット方向性が高まったのが嬉しい」と原。そして迎えた開幕戦初日。3番ホール(170ヤード・パー3)では前日の練習が奏効し、ユーティリティーで放ったショットがピン手前1メートルに着き、これを沈めてバーディ。前半9ホールを1アンダーにまとめて折り返したが、後半の10、11番ホールで連続ボギーを叩き、リズムが狂い掛けた。しかし、15番ホールでバーディを奪い、イーブンパーにスコアを戻した。最終18番ホールではショートパットが決まらず、結局1オーバー・44位タイで大会初日を終えた。
「総体的には、ゴルフそのものは決して悪くはありませんでした。後半に入って風が吹き出して距離感が出しづらくなりました。100ヤード以内からのショットを確実にピンに絡められなかったのが反省点です。この問題をクリアーして残り36ホールで巻き返したい」と課題を掲げ、原はホールアウト後レンジへと向かった。
昨年の成績を上回ることが出来たなら、最高のスタートを切ることになる。今季の活躍を占ううえでも開幕戦での原のプレーぶりに注目したい。