国内女子ツアー

「すごいビビりなので…」寺岡沙弥香は首位でも慢心せず/最終プロテスト

2024/10/30 18:32
首位に立つも慢心せず

◇国内女子◇最終プロテスト 2日目(30日)◇大洗GC (茨城)◇6602yd(パー72)

寺岡沙弥香が1アンダー7位から7バーディ、2ボギー「67」プレーし、通算6アンダーとして単独首位に立った。

初日からティショットが右にふける不安を解決できず、この日は「まだ気持ち良く振れない」と抑えて打つことを選択した。得意のアイアンショットとアプローチで「100yd以内のショットは全部バーディ取りました」と、ワンピン以内のバーディチャンスを量産。9番では20mのバーディパットも沈めた。

出場105人が20位タイまでが合格となる4日間のプロテスト。あすの第3ラウンド終了時点の80位タイまでが最終日に進める。「私すごいビビりなので」と、スコアボードを見ながらカットラインまでの貯金を確認してプレーするつもりだ。

不安要素だったティショットは最終18番で重心の位置をつま先側にすることで「ようやくはまりました」と笑顔を見せるが、試せたのは最後の1発なだけに「あしたは何とかなるかな…」と疑心暗鬼も残る。

今年で3年連続3回目の最終プロテストだが、昨年まで2年連続であと1打届かず苦しんできた。大きなアドバンテージに慢心することなく、戦い抜いていく。(茨城県大洗町/松島流星)