海外メジャー覇者の2人が集結 笹生優花は時差ボケ影響なし!?
◇国内女子◇スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント 事前(3日)◇東名CC(静岡)◇6590yd(パー72)
5月「全米女子オープン」で大会2勝目を挙げ、日本勢初のメジャー複数回優勝を果たした笹生優花が今季初の国内戦に臨む。
前週の米女子ツアー「ウォルマート NW アーカンソー選手権 presented by P&G」(予選落ち)を終え、開幕3日前の1日(火)に帰国した。時差ボケは「若いから(影響)ない」と体調が万全であることをアピール。2日は宮里美香と9ホールの練習ラウンドを行い、大会前日はプロアマに出て18ホールをプレーした。
2021年から主戦場を米国とし、国内の試合に出る機会は少ない。日本でのプレーは昨年11月の日米共催「TOTOジャパンクラシック」以来となる。「すごく楽しみにしてきた」とひさびさの母国でのゲームに胸を躍らせる。
フィールドにはもうひとり、メジャーチャンピオンがいる。7月「アムンディ エビアン選手権」を制した古江彩佳は、9月の国内メジャー「ソニー日本女子プロ選手権」から、次週11日に開幕する所属先のスポンサー大会「富士通レディース」まで国内ツアーに参戦している。普段は米国でともにプレーする笹生は、「日本に帰ってきて試合のスケジュールを組むのはなかなか難しいと思うけど、たまたまでも一緒に試合に出るのはいい思い出になる」とうなずく。世界で活躍した選手が日本でともにプレーすることは良い刺激になるかもしれない。
大会の冠スポンサーを務める本田技研工業のホステスプロとして挑む大会は今回で5度目。過去最高位は2020年大会の5位で、予選落ちはゼロと相性は悪くない。高低差があるコースにショットの距離感をキーポイントに挙げ、「あしたから試合は始まるので(日本の)芝に早く慣れるように頑張らないと」と闘志をみなぎらせた。(静岡県裾野市/石井操)