メジャー覇者・古江彩佳は気負わず「67」 ティショットは「ほぼ完ぺき」
◇国内女子メジャー◇ソニー日本女子プロゴルフ選手権大会 初日(5日)◇かねひで喜瀬CC(沖縄)◇6670yd(パー72)
メジャーチャンピオンになっても古江彩佳は「特に自分自身は変わらない。あまりプレッシャーは感じていない」という。7月「エビアン選手権」で優勝後の “国内凱旋試合”は平常心のまま、5アンダーの「67」。上位グループで滑り出した。
フェアウェイの幅は狭くて15yd、広くて35yd。南国らしい強い芝のラフを避け、出だし10番を除く13ホールでフェアウェイをキープした。「ティショットはほぼ完ぺきに近い。安定していて、それ以降のショットもそこそこ良かったかなと思う」と満足そうだ。
11番でバーディ先行させ、13番は9mのロングパットを沈めてスコアを伸ばした。「ミドルのバーディパットも入ってくれたりした。落ち着いて、いいようにラウンドできた。全体的にいい感じだった」。17番(パー3)と1番はともに約3mのチャンスを決めて5バーディ、ボギーなしで回った。
午前組の午前7時40分スタートでも、蒸し暑かった。日傘をさし、ミニ扇風機を持って回ったが「暑かった。ギャラリーの方にずっと声を掛けてもらってすごく後押しされた」と集中力が切れそうな場面は応援に救われた。
同組には8アンダー「64」で午前組トップに立った竹田麗央がいた。5月の国内メジャー初戦「サロンパスカップ」も予選ラウンドで一緒だった。今季5勝でメルセデスランキング1位を走る3歳下の後輩を「飛ばしてあんまり曲がらない。高い球ですごく寄せて来るイメージもあるし、それにプラスして今日はパターで短いのも、長いのもポコポコ入っていた」とたたえつつ、「本当についていかないといけないと思いながらラウンドしていました」と刺激にできた。
2日目は午後0時5分スタートの午後組。もっと暑くなるかもしれないが「今日のようなプレーを続けられたら」と力強く話した。(沖縄県名護市/石井操)