「神対応でした…」 小祝さくらは思い出のコースで石川遼に続けるか
◇国内女子◇アース・モンダミンカップ4日目(23日)◇カメリアヒルズCC(千葉)◇6688yd(パー72)◇雨(観衆1500人)
「こんなに優しいプロっているんだなって思いました。ファンの気持ちを分かっていらっしゃるというか。神対応でした…」。今週の男子ツアー「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ」で2年ぶりVを挙げた石川遼をこう表現するのは、首位を独走する小祝さくら。
以前に石川と同じ会社とスポンサー契約を結んでおり、本大会の会場・カメリアヒルズCCでともに広告撮影したこともあったという。「ここの9番ホールでバンカー対決みたいなのをやったのを覚えています。石川選手に見られながら打つのはすごく恥ずかしくて、緊張した。あまりうまく寄せられなかったですね」。男子ゴルフ界のスターとの思い出を語った。
そんな思い出が残るコースが舞台の今週。中断やサスペンデッドにも動じず快調にスコアを伸ばしている。
この日は第3ラウンドの8番(パー5)ティショットからスタート。出だしでしっかりとバーディを奪うと、ハーフターン直後の10番でもバーディ。14番(パー5)、15番(パー3)では2連続バーディとした。
2位で出た第3ラウンドを7バーディ、ノーボギーの「65」で回り、通算15アンダーの単独首位に浮上した。第2ラウンドから36ホールノーボギーでのプレーが続いており、悪天候の中でも持ち前の安定感が光る。「きのう、きょうと(中断や遅延で)時間が空いたんですけど、流れを途切れさせずに伸ばせてよかった」とうなずいた。
今季は「Vポイント×ENEOS」や「アクサレディス」など、悪天候で短縮競技となる試合もあったが、今週は24日(月)が予備日に充てられているため72ホールを完遂しての決着となる。「4ラウンドやったらしっかり悔いなく終われると思うので、あしたもプレーできるのはうれしい」と強い気持ちで語る。
2位の高橋彩華、藤田さいき、沖せいらとは6打差あるが、油断は大敵。「まだ1ラウンドあるので、最後までどうなるか分からない。毎日5アンダー(67)を目標にやっているので、あしたもその目標でやりたい」。最終日も自分のプレーに徹する。(千葉県袖ケ浦市/内山孝志朗)