吉本ひかる、岩井千怜ら5人が全英女子出場権を獲得
◇国内女子◇宮里藍 サントリーレディスオープン最終日(9日)◇六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫)◇6526yd(パー72)◇曇り時々雨(観衆4434人)
岩井千怜、小祝さくら、竹田麗央、大里桃子、吉本ひかるの5人が今季メジャー最終戦「AIG女子オープン(全英女子)」(8月22日開幕/スコットランド・セントアンドリュース オールドコース)の出場権を獲得した。今大会は“全英予選”の側面があり「大会終了時のメルセデスランキング(MR)上位3人」「大会上位2人」が対象で、昨年MR1位で有資格者の山下美夢有が今季MR2位、今大会2位となったため、1枠ずつ繰り下がった。
MRで権利を得たのはMR1位の竹田(今大会は第2R開始前に棄権)、3位の小祝、4位の岩井。小祝は出場3度の全米女子オープン以外で初のメジャーとなる。「セントアンドリュースはテレビで見てますけど、難しい印象。楽しみと不安があるけど、自分のゴルフのベストを尽くせるようにしたい」と話した。
岩井は予選落ちした昨年大会に続く2度目の出場になるが、前週「全米女子オープン」で19位となったことが糧になっている様子。「自分が持っているものが通用して、もっと頭を使えれば勝てるんじゃ、というところに来ていると思います」。今季の目標の一つと言う「メジャーのトップ5」を狙っていく。
今大会3位で権利を得た吉本はプロ8年目の初メジャー。「うれしい。想定外です。セントアンドリュースですよね?今の自分がどのくらいのレベルにいるのか知りたい。ネリー・コルダ選手を見てみたい」と話した。
現時点の日本勢の出場権保持者は今回の5人に加えて、渋野日向子(歴代優勝者)、古江彩佳(2023年米女子ツアー年間ポイントランキング上位35人)、畑岡奈紗(同)、笹生優花(同及び、24年の全米女子オープン優勝者)、山下(23年国内ツアーメルセデスランキング1位)で、計10人となった。
今後は7月8日時点の「世界ランキング50位以内」の選手が出場権を獲得。また国内ツアーを主戦場とする申ジエ(韓国)も「歴代優勝者」及び「昨年大会10位以内」の資格で出場権を持っている。(神戸市北区/加藤裕一)