2024年 ダイキンオーキッドレディス

後半だけで3パットを実質3回 西郷真央が首位陥落

2024/03/02 19:23
グリーンでとことん苦しんだ

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 3日目(2日)◇琉球GC(沖縄)◇6595yd(パー72)◇曇り(観衆3648人)

後続に4打差をつけてスタートしたムービングデー。西郷真央は4バーディ、3ボギーの「71」で回り、2位に後退、岩井千怜に首位を譲った。「全体を通してあまりいいプレーはできなかった。ショット、パットと全てが良くなかった」と沈む声で一日を振り返った。

18番のバンカーショット。バーディ締めくくった

同じ最終組でガンガン伸ばす岩井に対し、前半4番(パー5)で上り4mを沈めてバーディを先行させ、7番、9番でもスコアを伸ばした。正午時点で気温13.8度の沖縄らしからぬコースで、体が縮こまる場面もあり、強みのショットがなかなかピンに絡まず、パットで拾ってのスコアメークだが「いいプレーは続けられていた」という。

ところが、後半にブレーキがかかった。「なかなか噛み合わなかった。そもそも得意じゃないけど、パッティングの距離感が合わなかった。グリーンのコンディションが思っているよりスピードがなく、軟らかく感じた」。実質3度の3パットを喫した。13番で2mから、15番でピン奥エッジ13mから、17番は下り9mから。思わぬ形でスコアを落とした。

最低気温7度前後のこの日は服のチョイスミスも

最終18番(パー5)で左バンカーから残り25ydの3打目を1.5mにつけてバーディで締めはしたが、容易に「あしたに繋がる」なんて言えない。「例年のイメージで打っていたけど、(後半は)奥に行ったりと(強弱の)二択を外しちゃった感じ。今日を忘れて、気持ち新たにプレーできたら。しっかりスピードを調整できるように練習したい」。

屈辱の3日目になったが、初日から3日間の平均パーオン率は79.6%(43/54)で全体1位を誇る。22年大会覇者が2勝目へ。勝つための“課題”は見えている。(沖縄県南城市/石井操)

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