意外と庶民的、諸見里のひそかな楽しみ
2009/12/20 17:13
今季6勝を挙げ、賞金ランキング2位と飛躍のシーズンを送った諸見里しのぶが20日(日)、大阪某所でトークショーを行った。会場にはおよそ250名のファンが来場。中には午後1時の開演に合わせて朝から並ぶファンもおり、外の寒さとは対照的な熱気に包まれる中でイベントは進行した。
今シーズンは最終戦で惜しくも賞金女王を逃す結果となったが、「今年は、特に楽しんでプレーすることができた。それが結果に繋がったことが、去年までと違うところ」と総括。「来年のことを考えると、もう時間がないと思っている。できるだけ早くトレーニングに入りたい」と、すでに気持ちはリベンジを期す来シーズンへと向いていた。
早めに準備に取り組みたい理由には、2010年から新たに適用されるウェッジの溝の規制もある。「スピン量の変化や打ち方など、少し心配しています。その調整に時間をとりたいですね」。今シーズンに見えた課題の1つとしてウェッジの精度を挙げている諸見里にとっては、慎重にならざるを得ない部分に違いない。
また、「最近はまっています」と熱く語ったのが“500円貯金”。当初は先に始めた母親へ手にするごとにコインを渡していたが、「いかに500円玉をゲットできるかお釣りを計算しながら集めているうちに、自分が(貯金を)やればいいんじゃないかな、と思って」と、自らが管理しているという。今年1億6,500万円近く稼いだ諸見里だが、意外と庶民的な楽しみを見出しているようだ。