気温35度超え 吉田優利は「特注」のインナーで対策
2023/07/27 06:15
◇国内女子◇楽天スーパーレディース 事前(26日)◇東急グランドオークGC(兵庫県)◇6636yd(パー72)
国内女子ツアー開幕前日の26日、会場から車で20分ほどの兵庫県三田市で最高気温35.6度が観測された。熱中症になってもおかしくない、タフなコンディションに吉田優利は「きょうより先週(福岡県糸島市)の方が暑かった気はするけど、日傘と、氷のうで手とかを冷やしてですね」と警戒する。
体力消耗の要因になる日焼けには「特注で作ってもらった」と首全体を覆うハイネックのインナーシャツを使って対策している。「肌が強くないのと、首は“年齢が出る”と言われているので気を付けています」とこだわりは強く、激しいバーディ合戦が繰り広げられるであろう4日間に向けて隙のない準備をする。
勝みなみが制した昨年大会の優勝スコアは22アンダー。吉田が初優勝を飾った2021年も、3日間大会ながら18アンダーを出した。「20アンダーに行く人はいると思う。毎日4アンダーあればいいところにいられるかな。2オンできるパー5もあるので、基本はアグレッシブにいきたい」と思い入れある夏場の一戦に闘志を燃やした。
今週は車で1時間弱の自宅から通う安田祐香も「氷のうで頭を冷やしたり、いつも以上に水分を摂ったり、(小型扇風機で)風を当てたり。ゴルフに集中すると傘を差し忘れたりするので、それはしないようにしたい」と暑さ対策に力を入れる。
1年前、首位と4打差の2位と好位置につけて決勝に進みながらも、第3ラウンドのスタート前に熱中症で棄権した。「好きなコースではあるので、暑さには気を付けたい」と警戒した。(兵庫県加東市/石井操)