18歳の自分と記念撮影 横峯さくらが女性ゴルフ普及のためにレッスン会

◇国内女子◇宮里藍 サントリーレディスオープンゴルフトーナメント 事前（6日）◇六甲国際GC（兵庫県）◇6513yd（パー72）

横峯さくらが2013年大会以来、10年ぶりにサントリーレディスに出場する。「本当に楽しみ。しかも宮里藍ちゃんの冠大会でもある」と笑顔を見せた。

宮里さんがプロとして2勝目を挙げた2004年大会では、18歳の横峯が18位でローアマチュアに輝いた。当時の写真パネルを挟んで記念撮影を行い、「藍ちゃんがアマチュアで優勝していたので、私もそれを目指して頑張りたいと思っていた」と当時を振り返った。

2003年にアマチュア優勝を挙げ、ひと足先にプロ転向した宮里さんは17年に現役引退を発表。横峯は結婚、出産を経てツアーを転戦する日々を送っている。

「30歳までに辞めると言っていたのに。今は、私が一番年上くらい」と笑った。そんな横峯に宮里さんは、「その時々の素直な気持ちで、柔軟に変化していくのがすごく上手だった」と振り返る。「30代になっても、毎週試合に出られる選手が増えていくのが理想の形。この人みたいに（笑）」と同世代の活躍を喜んだ。

この日、偶然にも女性ゴルフ普及のための「女性ゴルファーの日」（6月第一火曜）と重なった。横峯は「ひとりでも多く、女性がゴルフを続けたり始めたりしてくれたらうれしい」と公募で集まった女性アマチュアゴルファー16人にレッスン会を行った。

「みなさん、本当に楽しそう。2回目、3回目と続いて欲しい」と笑顔を見せつつ、2日後に控える本戦に向けて気合は十分。過去11回出場した大会では5度のトップ10入りを果たしている。「若い選手に負けたくない」と、20年目を迎えたツアープロとしてのキャリアを楽しんでいる。（神戸市北区／谷口愛純）