トップ5入りのコースも「覚えてない」 小祝さくらは初の大会連覇へ

◇国内女子◇リゾートトラスト レディス 事前（24日）◇グランディ浜名湖GC（静岡）◇6500yd（パー72）

別コースで行われた前年大会を制した小祝さくら。今年と同コース開催の2019年大会は5位に入っており、良いイメージを持って乗り込んできたかと思いきや、「全然覚えていなくて、『こんなコース回ったっけ』って感じ。初めて回るみたいな気分で練習ラウンドしていた」と、この日のプロアマ戦での18ホールを笑って振り返った。

コースの印象は「グリーンが大きくてフェアウェイも広いけど、池が多い。平ら（なコース）なので風が吹くと影響されてしまうので、いつものコースと違うイメージ」。左への引っ掛けに悩まされた前週はスイングをインサイドアウトに切り替えて、かつての持ち球ドローボールを多用したが、今週は現在の持ち球フェードに戻して臨む。

「ただ弾道と狙い方を変えるだけ。ドローは（インパクトで）手が返って飛びすぎちゃって、良いときと悪いときの差が激しく出てしまうので、いまは真っ直ぐを狙って打っています。（ヘッドの）軌道と球筋とか、自分のイメージしている球を打てるように」

今週、単独3位以上に入ると史上34人目となる生涯獲得賞金5億円を突破するが、狙うは自身初の大会連覇だ。「まだ連覇をしたことがないので、目指して頑張りたい」と意気込んだ。（静岡県浜松市／内山孝志朗）