休養中の成田美寿々が6月ホステス大会出場へ ジュニアレッスン会の構想も

昨年11月に無期限で休養することを発表していた女子プロゴルファーの成田美寿々が22日、スポンサー契約するスイスの高級腕時計ブランド「リシャール・ミル ジャパン」の2022年収支報告会（東京都内）に出席。ホステス大会となる6月2日開幕の「リシャール・ミル ヨネックスレディス」(静岡・朝霧ジャンボリーGC)に出場する意向を示した。同社の川崎圭太・代表取締役社長が登壇中に明かした。

休養期間中はツアー外での社会貢献活動に力を注ぎ、「今までツアーでいろんな県を訪れたけど、やっぱり行く県は決まっていて、行けない県が多い。インスタグラムをやっていると『うちの県にも来てください』というコメントがすごく多くて。そういう地方のジュニアの子を対象としたレッスン会をやりたいな、と構想中です」と話した。

昨季はバーディを獲るごとに1万円の寄付金を加算する同社の「チャレンジプロジェクト」に参加し、成田は120個のバーディを奪って貢献した。23年は限定的な参加となるが、「違う形でジュニアの子や災害で苦しんでいる方を支援できるように、元気を与えられるような活動を日々考えて社会貢献していきたい」と積極的な姿勢を示した。

成田のほか、同社所属プロとなった青木瀬令奈が昨季に奪ったバーディ数は350個、同社契約の男子プロゴルファー宮里優作は267個のバーディを記録。他競技の契約選手も含めた寄付金1607万円がNPO法人「むすびえ」に贈られた。同社全体では22年に2億9078万9369円を国内11団体、国外6団体に寄付している。(編集部・石井操)