「ゆったりとした一年に」 休養発表の有村智恵が選んだ“2023年”の漢字は？

女子プロゴルファーの有村智恵が18日、都内で行われた「ニューバランスゴルフ」のイベントに出席。寒空の下、大勢のファンを前にしたトークショーのほか、一般のアマチュア6人と数字が書かれたボードをゴルフボールで打ち抜くゲームや写真撮影会でファンと交流した。コロナ禍もあって約3年ぶりのイベント参加に「楽しかったし、久しぶりにファンの方と接することができてよかった」と喜んだ。

29試合に出場した今季はメルセデスランキング61位で終え、3季連続で守ってきたシードを喪失。35歳になった先月、“妊活”を理由に来季から一時休養すると発表した。例年とは異なる「めっちゃゆるゆる」のオフを過ごしている有村だが、「逆に落ち着かない。こんな緩めてていいのかな」としつつ、「ご飯もたくさん食べているので体（の状態）は保ちたい」と、アスリートとしての一面をのぞかせた。

一時的とはいえツアーから退く決断を下したことについて有村は「ツアーから離れることは負けではなく、幸せの決断のひとつだということを後輩たちにも知ってほしい」と言い、コースの外でも先輩として背中を見せ続けていくつもりでいる。

ツアーで全国を転戦するこれまでの生活からガラリと変わる来年の目標を漢字一字で「緩」としたためた。「今までずっと身体や気持ちを緩ませる期間がなかったので、一回やってみたい。緩い気持ちでゴルフを見た時にどうなるのか、という楽しみもあるので、ゆったりとした一年にしたい」と笑顔で話した。（編集部・内山孝志朗）