史上最年少女王へ首位発進 山下美夢有「伸ばし合いの戦い」
◇国内女子◇伊藤園レディス 初日(11日)◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6741yd(パー72)
年間女王レースでトップを走る山下美夢有がボギーなしの6バーディ「66」でプレー。6アンダー首位発進を決めた。
「前半はショットのブレもあったが、その中でもリカバリーできた。前半は耐えてのゴルフ。後半は若干リズムが早くなっていると思ってリズムを意識した」
前半4番から2連続バーディ。後半も10番で167ydから6Iで奥1.5mにつけ、11番は114ydからPWで30cmにつけて伸ばすなど2度の連続バーディを奪った。
「本当に伸ばし合いの戦いになる。マネジメントしてアンダーパーで回れるようにしていきたい」
同じ関西出身の川崎春花とのラウンドも「話しやすかった。かわいい」とリラックスムードが好スコアにつながった。フェアウェイキープ率100%(14/14)、パーオン率83%(15/18)、パット数27とショット、グリーン上ともに安定していた。
今大会で優勝し、ランキング2位の西郷真央が単独4位以下となれば、初めての年間タイトルを獲得する。21歳103日での女王は2007年の上田桃子(21歳156日)を抜いて史上最年少(1988年のツアー制施行後)となる。
「久しぶりに6アンダー。3日間大会の初日に伸ばせないのが課題だった。あしたからもしっかりとやっていきたい」と残り36ホールも気を引き締めた。(千葉県長南町/玉木充)
<女王・年少順>
21歳156日/上田桃子 2007年
22歳122日/稲見萌寧 2021年
23歳82日/アン・ソンジュ 2010年
23歳148日/福嶋晃子 1996年
23歳194日/鈴木愛 2017年
【注】2020-21年シーズンまでは賞金女王、今季からメルセデスポイントランキング1位が年間女王