馬場咲希は3打足りず予選落ち 11月再び2連戦へ
◇国内女子◇NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 2日目(21日)◇マスターズGC(兵庫)◇6585yd(パー72)
「全米女子アマチュア選手権」を制した馬場咲希(代々木高2年)はカットラインに3打届かず通算2オーバー70位で、目標としていた予選通過はならなかった。ホールアウト後、「(バーディ)チャンスもあったけど入らない」と消え入りそうな声で悔しさをにじませた。
2段グリーンの奥にカップが切られていた前半2番、ラフからの2打目をグリーン左横に落としてパーオンできず。「逆目」だったアプローチは、手前から攻めたが球は止まらずに段下へ転がり落ちた。傾斜に負けまいと強めに打ったパットはカップインできず、返しも入らず3オン3パットでダブルボギーを喫した。
なんとかスコアを取り返そうと粘るも、初日から苦戦するグリーン上でゴルフの神様にそっぽを向かれた。「後半は最低でも2つ。良くて3つ取り返さないと(予選は)通らないとに思ってやっていたけど、なかなか伸ばせなくて。課題だらけのラウンドでした」。この日は30パットを要した。
自らのショットの傾向を「最終日に行くにつれて、どんどん左を向いて行っちゃう癖がある」と話していた馬場。第2ラウンドは「自分のマネジメントにショット力がついてきてくれなかった」という。後半15番(パー5)の2打目は左に出して池方向へ。着水したかに見えたボールは生き残っていてパーとしたが、ショットの後は数秒、呆然と立ち尽くしていた。
初めてのプロトーナメント2連戦を終えた17歳は11月11日開幕の「伊藤園レディス」(千葉・グレートアイランドC)、同17日開幕の「大王製紙エリエールレディス」(愛媛・エリエールGC松山)に出場する予定。再び臨む2連戦でリベンジを期す。(兵庫県三木市/石井操)