西村優菜が来季米ツアー出場かけて予選会にエントリー「挑戦してみたい」
◇国内女子◇富士通レディース 事前(12日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6689yd(パー72)
今季2勝でツアー通算6勝の西村優菜が12日、来季の米ツアー出場権をかけた予選会(Qスクール)にエントリーしたことを明らかにした。開幕を2日後に控えた「富士通レディース」の会場で、挑戦に至るまでの思いを語った。
8月8日時点の世界ランキングが38位だった西村は、同75位以内の資格で最終予選会からの出場資格を保持しており、エントリーは米国時間10月11日午後5時が締め切りだった。
「今年初めに海外メジャーの挑戦を目標に掲げていて、いずれはアメリカでプレーをしてみたいというのはあった。いろんな意見があるとは思うんですけど、自分の人生。自分が『挑戦したい』と思う時に行かなきゃ挑戦できないかなと思ったのでこのタイミングでエントリーしました」と話した。
今年は6月「全米女子オープン」に出場し、その後も世界ランキング50位以内をキープ。自ら掲げた目標をクリアして7月「アムンディ エビアン選手権」、8月「AIG女子オープン(全英女子)」にも参戦した。
「もちろん海外メジャー優勝は大きな目標ではあるけど、そこに向けて頑張るのがひとつと、海外でいろんな技術を身につけて強くなって日本に帰ってきてまたプレーしたいというのが自分のプランの中ではある」と打ち明けた。
最終予選会は12月1日~4日、8日~11日までの計8日間144ホール(各週4ラウンドの72ホールストロークプレー)で行われる。会場は第1週がアラバマ州にあるマグノリア・グローブGCで、第2週は同州のハイランドオークスとなる。第1週の後にカットが行われ、最終的に2週間の累積スコアで上位45位タイまでの選手が来季の出場権を獲得する。
西村は11月24日から4日間の日程で開催される最終戦「リコーカップ」(宮崎CC)に出場し、その後に渡米する予定とした。米ツアーでは畑岡奈紗をはじめ、同い年の古江彩佳や渋野日向子らがプレーしている。「ワクワクとドキドキは半々ぐらい。ホントに挑戦者の気持ちで、人生の中でひとつのチャレンジだと思っています」と話した。(千葉県緑区/石井操)